季節のハーブ蒸留とパンとスープの会が終了しました



inonnoitak ゆきこさんが blossomにて

2日間ハーブ蒸留会を開いて下さいました。


ゆきこさんのお話は心に染みます。

今回の蒸留会のキーワードのひとつが「安心感」であり、植物と信頼関係を結ぶというお話が特に心に残りました。植物の力に、ご参加下さったみなさんの心のあたたかさが加わってだんだんと居心地良い空間になっていくのを感じました。


蒸留会の植物は、クロモジ、カヤ、レモンバーム。

カヤの木は根津神社の御神木で白蛇さんが住んでいたと言われているそうです。

クロモジの枝をポキポキ折っていると、うちに住むねこが寄ってきてそのにおいをしばし嗅ぎ分け、好き!というような顔をしていました。ねこのことも気遣って植物を選んで下さったゆきこさんのやさしさに感謝です。


みんなで植物のエネルギーをいただきながら蒸留器に入れていきました。こちらから嗅ぎにいくと確かにそこに在ることが解るような繊細な香りは、強い香りや大きな音がちょっと苦手になってきている自分の五感にも心地良く感じました。


レモンバームの葉の裏の香り。

ここまでじっくり向き合って感じ取ろうとしたことがなかったけどとても良い匂い。

カヤの葉はとても硬く、先端は尖っていてねこの爪みたい。


蒸留中、1分間目を閉じている間の

湯が沸く音、蒸気を冷やす氷が動く音、

ちょうどお昼をまわる頃で、誰かのお腹が鳴る音を聞いたら自分のお腹も鳴って

あちらこちらでいろんな音階のぐう〜がハンドベルの演奏みたいでした。

それぞれ蒸留会で感じたことを聞く時間も嬉しかったです。


お守りのような時間を一緒に過ごして下さったみなさん

いろんな気付きを下さったゆきこさんに心から感謝です。

ありがとうございました。


日頃、多くの情報を処理しようと意識があちこちに向いて

なんだか忙しい。心がざわつくこともあります。

そんなときにこの時間を思い出せたらなと思います。


インフルやコロナの流行で職場で人手が足りないという状況がおきていたり

いろいろ大変な中でした。

今回の蒸留会に残念ながら来られなくなってしまった方も、またいつか。

一緒に過ごせることを願っております。




蒸留が終わる頃、ぐう!と鳴ったおなかに土鍋で温めたスープと米粉フォカッチャ

味醂と生姜の米粉パウンドケーキを。

それからゆきこさんが用意して下さった藍蓮茶をみんなでゆっくり頂きました。


〜パン教室blossomにて〜







blossom

静岡市で「blossom」という名前の小さなパン教室を開いています。滋味深く、素朴でほっとする味、毎日でも食べたくなるようなパンやスープのレシピが増えたら嬉しいです。パン教室の予約・お問い合わせ、お仕事の依頼はメールまたはInstagramのDMよりお願い致します。